じゃがいもの保存方法!芽を出させないコツ
「じゃがいもを買ったばかりなのに、すぐ芽が出てしまう…」
とお悩みではありませんか? 実は 保存方法次第で発芽を防ぐことが可能 です!
最適な温度や光を避けるコツ、りんごを使った裏技など、長持ちさせる方法を紹介します!
適切な保存温度とは?
じゃがいもは 低温で暗い場所 に保存するのがベストです。
適切な温度は 5〜10℃ で、これより高いと芽が出やすくなり、低すぎると甘みが増すものの食感が悪くなることがあります。
一般家庭で適切な保存場所は、以下のような場所です。
- 冷暗所(床下収納・玄関・物置など)
- 紙袋や段ボールに入れておく(通気性が良い容器)
冷蔵庫の野菜室に入れるのは一見よさそうですが、温度が低すぎるため、じゃがいもが甘くなりすぎたり、水っぽくなったりすることがあります。
そのため、 冷蔵庫での保存は基本的には推奨されていません。
光が当たるとダメな理由
じゃがいもが光に当たると、 ソラニンが生成されて皮が緑色になる ことがあります。
この緑色の部分には毒素が多く含まれているため、食べる際はしっかり取り除く必要があります。
光を避けるためのポイント
- 新聞紙や紙袋に包む(ビニール袋だと蒸れて傷みやすい)
- 暗所で保管する(日光や蛍光灯の光も避ける)
- こまめに状態をチェックする(芽が出たり緑になったらすぐに対処)
りんごと一緒に保存するといいって本当?
はい、本当です!
りんごから発生する エチレンガス には、 じゃがいもの発芽を抑制する効果 があります。
保存方法の手順
- じゃがいもを新聞紙に包む
- りんごを1〜2個一緒に入れる
- 風通しの良い冷暗所で保存する
この方法なら、通常よりも 1〜2ヶ月長持ち させることができます。
ただし、りんごが腐ると逆効果になるので、定期的にチェックしましょう。
冷蔵庫保存はアリ?ナシ?
基本的に 冷蔵庫保存はおすすめしません。
じゃがいもは低温に弱く、冷蔵庫に入れるとデンプンが糖に変わってしまい、甘くなりすぎたり、食感が変わったりします。
ただし、 すぐに食べる予定のもの や カットしたじゃがいも は、冷蔵庫で保存するのが安全です。
その場合は、 水に浸して冷蔵庫に入れる と変色を防ぐことができます。
長期間保存するなら冷凍も可能?
じゃがいもは そのまま冷凍すると食感が悪くなる ため、加熱してから冷凍するのがポイントです。
冷凍保存の方法
- マッシュポテトにする(茹でて潰した状態で保存)
- フライドポテト用にカットして揚げる前の状態で冷凍
- スープ用に角切りにして、茹でてから冷凍
この方法なら 1ヶ月ほど保存可能 で、調理の手間も省けます!
じゃがいもの芽に関するよくある誤解
「芽を取れば絶対に安全?」「小さい芽なら食べても大丈夫?」
じゃがいもの芽にまつわるウワサ、実は間違っているかも!
加熱で毒は消えるのか? 緑色の皮は食べても平気なのか?
知っておきたい真実を詳しく解説します!
芽を取ればどんなじゃがいもでも食べられる?
基本的には 芽をしっかり取り除けば食べられます。
しかし、 じゃがいも全体がしわしわになっていたり、皮が緑色になっている場合は要注意 です。
特に 緑色の部分 はソラニンが多く含まれるため、 厚めに皮をむいても緑が残る場合は食べない方が安全 です。
小さい芽なら無害って本当?
「小さい芽なら大丈夫」と思いがちですが、 芽の大きさに関係なくソラニンは含まれています。
たとえ小さくても、 しっかり取り除かないと中毒のリスクがある ため、どんな芽でも確実に取り除くようにしましょう。
緑色になった部分は食べられる?
緑色になった部分には ソラニンが多く含まれているため、食べない方が安全 です。
特に 皮だけでなく内部まで緑がかっている場合は完全に廃棄 するのがベストです。
加熱すれば無毒化されるってウワサは本当?
これは 間違い です。ソラニンやチャコニンは 加熱しても分解されません。
そのため、茹でても焼いても揚げても、 毒素は残ったまま です。
安全に食べるためには、 加熱ではなく、しっかりと芽を取り除くことが重要 です。
じゃがいもの品種によって毒の量は違う?
はい、品種によって ソラニンの含有量が異なります。
一般的に、 市販のじゃがいも(男爵やメークインなど)は毒素が少なめ ですが、家庭菜園で育てたものや一部の野生種は ソラニンを多く含む場合がある ため注意が必要です。
じゃがいもを安全においしく食べるためのレシピ&活用法
「芽が出たじゃがいも、まだ食べられる?」
正しく処理すれば、おいしく活用できるんです!
安全に食べるためのポイントや、ポテトサラダ・ガレットなど 無駄なく楽しめるレシピ を紹介。
じゃがいもをもっと賢くおいしく使いましょう!
芽が出たじゃがいもを上手に使う方法
芽をしっかり取ったじゃがいもは、問題なく調理できます。
おすすめの活用法は以下の通りです。
- ポテトサラダ(皮を厚めにむいて安全に)
- じゃがバター(芽を完全に除去すればOK)
- カレーやシチュー(煮込み料理なら食感が気にならない)
傷んでいない部分を活かしたレシピ
部分的に傷んでいても、 傷んでいない部分だけを使えば無駄なく活用できます。
- じゃがいものガレット(スライスして焼くだけ)
- フライドポテト(揚げることで食感UP)
- 味噌汁やスープ(煮込むとおいしい)
じゃがいもの皮や芽を使った意外な活用法
- じゃがいもの皮を揚げてチップスに
- 皮を乾燥させてコンポストの肥料に
じゃがいもをムダなく食べるための工夫
- 保存方法を守る(芽を出させない工夫が大事)
- すぐに使う分だけ買う(長期間放置しない)
安全でおいしいじゃがいも料理のポイント
- 芽をしっかり取る
- 緑色の部分は食べない
- 保存方法に気をつける