【Gmail】なんで毎回呼び止めるの!? 『追加の対応が必要です』地獄から抜け出す方法

携帯で Gmail を開くたびに「続行するには追加の対応が必要です」というメッセージが出てしまうと、不安になりますよね。

突然の警告に「アカウントが危険なのか」「何をすればいいのか」と戸惑う方も多いと思います。

この記事では、この画面が表示される主な原因や仕組み、追加ステップが必要かどうか、そして実際にできる対処方法をわかりやすくまとめました。

安全に Gmail を使い続けるために、ぜひ参考にしてみてください。

原因(どのようなときにこの画面が出るか)

Gmail アプリを開くたびに「続行するには追加の対応が必要です。

「Gmail アプリを使用するにはアカウントまたはデバイスの設定で追加のステップを完了する必要があります」というメッセージが出るという事例について、原因と対処法を整理してご説明します。

このメッセージが表示される理由には、以下のようなものが考えられます。

アカウントの認証状態が不完全、または再認証が必要になった

Gmail アプリが保持している認証情報(トークンなど)が古くなったり、無効になったりすると、再度認証を促されることがあります。
Google 側でセキュリティ強化を行った際に、「信頼できないアクセス」などと判断され、追加の認証を求められることがあります。

デバイス/端末側の設定やセキュリティポリシーの要件が満たされていない

使用しているスマートフォンやタブレットが、管理者(企業/学校/団体)のポリシーで制限されている可能性があります。
また、端末のセキュリティ設定(ロック画面、暗証番号、生体認証、安全なシステム設定など)が要件を満たしていないと判断される場合があります。

Google がセキュリティ異常を検知した

普段とは異なる場所やネットワークからアクセスした、または新しい端末からアクセスした、というような状況で、Google が不正アクセスの可能性を警戒し、追加チェックを求めることがあります。
実際、この問題は最近、国内外で複数報告されており、Google 側も調査中であるという報告があります。ぎんたブログ+1

Gmail アプリ内で Gmail 以外のメール(IMAP/外部ドメイン)を扱っている場合の認可切れ

Gmail アプリに Gmail 以外のメールアドレスを追加している場合、その接続(OAuth 認証、IMAP 接続権限など)が無効になっており、再設定を促されたり、認可を求められたりすることがあります。ぎんたブログ+1

なお、このエラーが出ても「メールそのものの受信」などはできるケースが報告されており、表示だけが煩わしくなる事例もあります。ぎんたブログ+1

追加のステップは「必ずしもしなければならないか」

この追加のステップ(認証、設定の更新など)は、原則として Google があなたのアカウントや端末を信頼できる状態とみなすためのものであり、実質的には「しないと Gmail アプリでの正常な動作(オンラインでのメール送受信やプッシュ通知など)が妨げられる可能性が高い」です。

ただし、現時点ではこのエラーが Google 側の不具合である可能性も指摘されており、ユーザー側の対応で完全に解消しないケースも報告されています。具体的には、再登録しても改善しなかったという声もあるようです。ぎんたブログ+2日刊トレンド便+2

したがって「絶対にしなければ Gmail が一切使えなくなるわけではないが、正常かつ安全に使い続けたいなら対応すべき」である、というのが実情です。

対処法・やり方

以下の手順を順番に試してみてください。状態によっては一つで解決することもあります。

アカウントの再認証・ログイン操作をする

  1. Gmail アプリを開く

  2. 画面右上のアカウントアイコン(プロフィール写真)をタップ

  3. 「Google アカウントを管理」または「アカウントを管理」などの表示があれば選択

  4. 認証を求められたら、パスワード入力や本人確認操作(再ログイン)を行う

この操作だけで「追加の対応が必要です」表示が消えるケースがあります。

Google アカウントのセキュリティ診断を行う

  1. ブラウザ(スマホでも PC でも可)で Google アカウントにログイン

  2. 「セキュリティ」や「セキュリティ診断」などの項目を探す

  3. 表示される警告・提案を順に確認し、指示に従って設定を更新する
      ・不要な古いデバイスの切断
      ・弱いパスワードの改善
      ・2 段階認証の有効化
      ・安全性の低いアプリのアクセス権限見直し

これによって Google 側がアカウントを「安全な状態」と認めてくれる可能性があります。

デバイス(スマホ/タブレット側)の設定を見直す

  • OS を最新バージョンに更新する

  • 端末のセキュリティ設定(画面ロック、生体認証、PIN/パスコードなど)を適切に設定

  • 端末管理者(企業/組織)による制限がないか確認

  • VPN やプロキシを使用している場合は一時的に無効にして試す

Gmail アプリからアカウントを削除して再登録

  1. スマホ/タブレットの「設定」→「アカウント」または「アカウントと同期」へ

  2. 問題の Google アカウントを選び、「アカウントを削除」または「同期解除」

  3. Gmail アプリを開き、アカウントを追加し直す

このやり方で内部の認証データをリセットでき、正常化することがあります。

別のメールクライアントを一時利用する

Gmail アプリで対応できないときは、Microsoft Outlook、Spark、Thunderbird(対応端末の場合)などの別メールアプリで該当アカウントを設定し、メール受信・送信を行うことで回避できることがあります。ぎんたブログ

アプリの更新・再インストール

  • Google Play ストア(Android)または App Store(iOS)で Gmail アプリの最新アップデートがあるか確認し、アップデートする

  • アップデートしても直らない場合は、Gmail アプリをアンインストールして再インストールする

待機・公式な修正を待つ

現時点では、Google 側でもこの事象を認識しており、修正対応中との報告があります。ぎんたブログ+1
対応パッチが提供されれば、自動的にこの不具合が解消される可能性もあります。

注意点・補足

  • 認証操作や設定変更をする際は、安全な通信環境(Wi-Fi なら自宅や信頼できるネットワーク)で行うことをおすすめします。

  • アカウントを再登録すると、アプリ内の未保存データが失われる可能性があるため、メール等のデータは Google のクラウド側に残っているか確認してから操作を行うようにしてください。

  • 企業/学校の Google アカウントを使っている場合、管理者による制限がかかっている可能性があるので、管理者に問い合わせるのが最善策の場合もあります。

  • セキュリティ対策(2 段階認証など)は、この機会に見直しておくことが望ましいです。

まとめ|携帯で Gmail を開くたびに出る「追加の対応が必要です」の対処法

携帯で Gmail を開くと表示される「続行するには追加の対応が必要です」というメッセージは、アカウントの再認証やセキュリティ要件の確認、端末の設定不備などが原因で出ることが多いです。

追加ステップは必ずしも即対応が必要というわけではありませんが、安全で安定した利用のためには設定の見直しや再ログインを行うことが推奨されます。

具体的な対処法としては、アカウントの再認証、Google アカウントのセキュリティ診断、端末設定の更新、Gmail アプリの再インストールなどが有効です。また、組織管理のアカウントの場合は管理者への確認も必要になることがあります。

現時点では Google 側の不具合による影響も報告されており、公式の修正を待つことで改善するケースもあります。いずれにしても、慌てずにセキュリティ環境を整えつつ、順に対処を試すことが大切です。