英語全然できない人必見!英語ペラペラな人の脳の使い方と今すぐできる練習法

「英語全然できない…」と悩んでいませんか?

英語をペラペラに話す日本人を見ると、「あの人の頭の中はどうなってるの?」と気になる人も多いですよね。

実は、英語をスラスラ話せる人の脳の中では「日本語を翻訳する」プロセスがほとんど存在していません。彼らは日本語を介さず、英語を英語のまま理解しているのです。

この記事では、英語が全然できない人と、英語をペラペラに話せる人の頭の中の違いをわかりやすく解説します。

さらに、英語脳を作るための具体的な練習法や、今すぐ始められる習慣まで詳しく紹介。

「自分には無理かも…」と思っている方でも、脳の使い方を変えれば、誰でも英語をスラスラ話せるようになります。

あなたの中に“英語脳”を作る第一歩を、ここから始めていきましょう。

目次

英語全然できない日本人と英語ペラペラな人の頭の中の違い

英語全然できない日本人と英語ペラペラな人の頭の中の違いについて解説します。

それでは、詳しく見ていきましょう。

英語脳と日本語脳の違い

まず最初に、「英語脳」と「日本語脳」の違いを理解することが大切です。

日本語を使っているとき、脳の中では日本語を理解するための神経ネットワークが働いています。この部分は、日本語の音、文法、意味を処理するために特化したエリアなんです。

一方で、英語ペラペラな人の脳では、まったく別の領域が動いています。つまり、英語を理解するための専用の回路を持っているということです。これを「英語脳」と呼びます。

英語脳ができている人は、英語を聞いた瞬間にそのまま英語として理解し、英語として返すことができます。日本語を経由しないので、反応がとても速いんです。

つまり、英語が苦手な人と得意な人の違いは、「知識」よりも「脳の使い方」にあるということです。

英語を訳さず理解する仕組み

英語ペラペラな人は、英語を日本語に訳して理解していません。彼らの脳内では、英語を英語のまま「イメージ」で捉えています。

たとえば、「apple」という単語を聞いたとき、私たちは「りんご」という日本語を思い浮かべることが多いですが、英語脳の人は頭の中に「赤くて丸い果物の映像」が浮かびます。

つまり、言葉を日本語に置き換えずに、直接その意味や映像で理解しているんですね。この「日本語を介さない理解」が、英語をスラスラ聞ける理由のひとつです。

この感覚を身につけるためには、英語を聞いたときに「日本語で訳さない」ことを意識してみてください。最初は難しいですが、慣れてくると自然と頭の中で英語が映像化されていきます。

英語ペラペラな人の思考プロセス

英語をスラスラ話せる人の頭の中では、「日本語で考える→翻訳→英語を話す」というステップは存在しません。

代わりに、「英語で考える→英語で話す」という、たった1つのシンプルなプロセスが働いています。

英語ペラペラな人は、会話の最中に文法や単語を考えていません。文の構造や発音のパターンが無意識のレベルで自動化されているんです。

これは、たとえば自転車に乗るようなもの。最初は意識しないとバランスが取れませんが、練習を重ねるうちに体が自然に動くようになります。英語も同じで、何度も使うことで「考えなくても出てくる状態」になるのです。

この「自動化」ができると、英語が頭の中から自然にあふれてくるようになります。

日本語で考える癖が抜けない理由

日本人が英語を話すとき、日本語で考えてから英語に直す癖がなかなか抜けません。その原因のひとつは、日本の英語教育にあります。

学校では「文法を理解して正しく訳す」ことを重視してきました。その結果、「英語=訳して理解するもの」という思い込みが脳に染みついてしまったのです。

さらに、日本語と英語は文の構造や思考の順番が真逆です。日本語は「説明→結論」ですが、英語は「結論→説明」。この順番の違いが、頭の中で混乱を引き起こす原因になっています。

この癖を直すためには、英語の語順で考える練習を意識的に取り入れる必要があります。たとえば、「I think it’s good.」を「私は思う→それが良い」と日本語で変換せずに、「I think→it’s good」と英語の順番のまま理解する練習です。

慣れるまで少し時間はかかりますが、ここを乗り越えると英語脳への扉が開きます。

翻訳しないで話す脳の使い方

英語ペラペラな人は、翻訳をしない「英語だけの脳の使い方」をしています。

たとえば、英語で話すときに頭の中で「日本語で言いたいことを考えて→それを英語に直す」というステップを踏んでいると、会話のテンポが遅れます。相手が次の話題に行ってしまい、話のリズムに乗れないこともあります。

一方で、英語脳の人は「言いたいことを英語のまま思い浮かべて」話します。たとえば、「I’m hungry」と言うときには、「お腹がすいた」という日本語を一切通さずに、ただ「お腹がすいた状態」を英語で表現しています。

この脳の切り替えを身につけるためには、日常の中で「英語で考える」時間を増やすのが効果的です。朝起きたときに「I need coffee」と心の中でつぶやくなど、簡単なフレーズから始めてみましょう。

英語を話すことは翻訳の技術ではなく、「英語の思考を身につけること」なんです。

英語を話す人が日本語を介さず話せる理由5つ

英語を話す人が日本語を介さず話せる理由について解説します。

それでは、順番に見ていきましょう。

英語の語順のまま理解している

英語ペラペラな人が日本語を介さず話せる一番の理由は、「語順のまま理解している」ことにあります。

日本語と英語は文の並びが真逆です。日本語は「主語+目的語+動詞」、英語は「主語+動詞+目的語」。この順番の違いを頭の中で直そうとすると、毎回タイムラグが生まれます。

しかし、英語脳の人は「訳す」プロセスを完全に排除して、聞いた英語をそのままの順番で理解しています。

たとえば、「I bought a book at the store.」を「私は 本を 買った 店で」と訳すのではなく、英語の語順のまま「I bought(買った)→a book(本を)→at the store(店で)」と頭の中で映像化します。

この「語順で理解する力」がつくと、リスニング中も訳さず理解できるようになります。脳が英語を英語のまま処理するようになるからです。

英語の論理展開で考えている

英語ペラペラな人は、英語の「論理展開」で考えています。

日本語は「背景→理由→結論」という順番で話しますが、英語は「結論→理由→例え」という流れになります。

たとえば、英語では「I think it’s important because〜」のように、まず「結論」を言い切ってから理由を述べます。この構造が体に染みついているため、頭の中で日本語の順番に変換する必要がないのです。

英語で話すときにモタつくのは、「日本語の順番で考えている」から。逆に、英語で考える人は「結論から話す癖」が自然と身についているため、スムーズに発話できます。

英語脳を作るなら、「まず言いたいことを一言でまとめて言う」練習をすると効果的です。これができるようになると、英語のリズムで会話ができるようになります。

単語や文法が自動化されている

英語をスラスラ話す人は、単語や文法を意識して使っていません。頭の中で自動的に組み立てています。

たとえば、「I have been〜」や「I’m going to〜」といったフレーズを、いちいち文法として考えず、反射的に使っているんです。

これは、スポーツ選手がフォームを意識しなくても動けるのと同じ。英語脳の人は、フレーズや文法の型を繰り返し使うことで「自動化」しています。

日本語を介さず英語が出てくるのは、この「無意識のレベルで文が組み立てられる」状態だからです。文法の知識を覚えるよりも、「使う量」で脳が反応を最適化していくんです。

つまり、英語を話すたびに「考えないと話せない」という状態から、「勝手に出てくる」状態に切り替えることがカギです。

発音とリズムを体で覚えている

もう一つ大きな違いは、「発音とリズムを体で覚えている」という点です。

英語ペラペラな人は、単語を「文字」ではなく「音」で記憶しています。日本人の多くは文字を中心に覚えるため、実際の音と一致せず、聞き取れない・話せないという状態に陥ります。

英語脳の人は、まず音のリズムから入ります。英語には「ストレス(強弱)」があり、このリズムを掴むことで、自然なスピード感と発音が身につくのです。

たとえば、「Can you help me?」を「キャンユー」と区切るのではなく、「Can ya help me?」のように音をつなげて聞き取れるようになります。

発音とリズムを体で覚えると、英語のテンポが自分の中で自然に再現できるようになります。

英語の音をそのまま処理している

最後に、英語ペラペラな人は「音を日本語に変換せず処理している」という特徴があります。

英語を聞いているとき、頭の中では音がそのまま意味に直結しています。「単語→日本語→意味」という流れではなく、「単語→意味(イメージ)」です。

これは、子どもが母国語を覚えるときと同じ仕組み。つまり、「意味の直接理解」です。

たとえば「run」という単語を聞いた瞬間、「走る」という日本語ではなく「動いている映像」や「スピード感」を連想します。

この段階に達すると、英語を「音」として処理できるようになり、リスニングもスピーキングも格段に速くなります。

英語脳を作るために日本人が変えるべき習慣5つ

英語脳を作るために日本人が変えるべき習慣について解説します。

それでは、英語脳を作るために必要な習慣を一つずつ見ていきましょう。

日本語に訳さない練習をする

英語脳を作る第一歩は、「日本語に訳さない練習」を始めることです。

英語を聞いたとき、無意識に日本語で意味を考える人は多いですが、それが英語脳の形成を妨げている最大の原因です。

たとえば「What do you mean?」と聞いたとき、「どういう意味?」と訳してしまうのではなく、「相手が何を伝えたいのか」という“ニュアンス”を感じ取るようにします。

この練習を繰り返すと、英語を「日本語経由」ではなく「直接理解」する脳の使い方に切り替わっていきます。

最初はぎこちなくても、意識するうちにだんだん日本語が頭に浮かばなくなりますよ。

リスニング中に頭で日本語を使わない

英語のリスニングで日本語を頭の中に挟むと、脳の処理速度が一気に落ちます。

英語ペラペラな人は、リスニング中に「訳して理解する」ことをしません。音と意味が直結しているからです。

この状態に近づくためには、リスニングのときに「英語を日本語に直そうとしない」と意識するだけでも大きな変化があります。

たとえば、英語の映画を観るときに、字幕を見ずに「どんな状況なのか」「どんな感情なのか」を想像してみましょう。

日本語を介さずに感覚で理解する力が鍛えられ、自然と英語脳が育っていきます。

声に出して英語のまま理解する

英語脳を作るためには、「声に出して読む」習慣が欠かせません。

音読は単なる発音練習ではなく、英語の語順・リズム・意味を同時に体で覚えるトレーニングです。

たとえば短い英文でも、声に出して読むことで脳の「音」と「意味」の結びつきが強化されます。

また、声に出すと英語の語順が自然と身につくため、「日本語に戻して考える」癖を減らすことができます。

おすすめは、ネイティブ音声を真似して音読すること。自分の声で言葉を再現することで、英語が体にしみこんでいきます。

スピーキングで完璧を目指さない

日本人が英語を話せない理由のひとつは、「間違えることを恐れて話さない」ことにあります。

英語ペラペラな人は、間違いを恐れずに話しながら修正していきます。実はこの「話しながら覚える」姿勢こそが、英語脳を作る最大の秘訣です。

完璧な文を作ろうとすると、頭の中で文法や単語を探す時間が増えてしまい、テンポが崩れます。

それよりも、「伝えたい気持ち」を優先しましょう。多少文法が違っても、相手に伝わればOKです。

脳が「英語で考えて、英語で反応する」ようになってくると、徐々に文法も自然と正しくなります。

英語を英語で考える時間を増やす

英語脳を完成させる最後のステップは、「英語を英語で考える時間」を増やすことです。

これは、日常の中で英語を意識的に使う習慣を作ることを意味します。

たとえば、朝起きて「I’m still sleepy.」、ご飯を食べながら「This is delicious!」など、頭の中で英語をつぶやいてみましょう。

また、スマホの設定を英語にするのもおすすめです。毎日英語に触れることで、脳が「英語モード」に切り替わります。

重要なのは、“学習”ではなく“生活”の中で英語を考えること。そうすることで、英語が特別なものではなく、「自分の一部」として馴染んでいきます。

英語全然できない人が今すぐ始めるべき練習法7選

英語全然できない人が今すぐ始めるべき練習法について解説します。

それでは、英語が全然できない人でも今日から始められる効果的な練習法を紹介します。

シャドーイングで英語を耳に慣らす

英語脳を育てる最初のステップは「シャドーイング」です。

シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、ほんの少し遅れて同じように声に出して真似する練習法です。音声の「影(shadow)」のように、ぴったり追いかけることからこの名前がついています。

この練習の効果は、単にリスニング力を上げるだけでなく、「英語のリズム」「イントネーション」「スピード感」を脳に染み込ませることにあります。

特におすすめなのは、ネイティブのナチュラルスピードの音声を使うこと。最初は速すぎてついていけなくても、続けていくと耳がそのスピードを「基準」として覚えていきます。

英語を聞いても頭が真っ白になる人は、まずこのシャドーイングから始めてみましょう。たとえ1日10分でも、1ヶ月後には「英語の音が怖くなくなる」感覚を実感できるはずです。

ディクテーションで音と意味をつなぐ

次におすすめしたいのが「ディクテーション」です。これは、聞いた英語を一語一句書き取る練習法です。

ディクテーションの目的は「音を聞き分ける力」を鍛えること。特に、音がつながるリエゾン(例:get it→ゲリッ)や、発音の省略(例:want to→ワナ)を聞き取る耳を育てるのに効果的です。

英語全然できない人ほど、最初は短いセンテンスでOKです。1日3分でも十分。正確に聞き取れたら、その意味を日本語に訳さず「状況をイメージ」で理解してみてください。

この「音→意味(イメージ)」の回路が作られることで、日本語を経由せず英語がスッと入るようになります。

ディクテーションは地味ですが、確実に“英語耳”を作る最強の練習法です。

音読で英語の語順を体に入れる

音読は、英語の語順を体で覚えるトレーニングです。

英語は日本語と語順が真逆なので、「訳して理解」している限り、いつまでも反応が遅くなります。音読を繰り返すことで、英語の語順が自然に馴染み、「英語を英語の順番で理解」できるようになるんです。

ポイントは、声に出すときに「意味を考えながら読む」こと。「読んで理解する」ではなく、「声を出して理解する」です。

おすすめは、1日1ページの短い英文を毎日同じ時間に音読すること。たとえば朝5分間、同じ英語を繰り返し読むだけでも、1週間後には頭の中の語順が変わります。

リスニング力・スピーキング力・発音力を一気に伸ばしたい人に最適な方法です。

リピーティングで反射力を鍛える

リピーティングとは、音声を一文ずつ聞き取り、その後でそっくりそのまま繰り返す練習です。

この練習は「聞いて理解→口で再現」というプロセスを繰り返すため、英語の反射神経を鍛えるのに最適です。

たとえば短い英語ニュースやドラマのセリフを一文ずつ区切りながら、「聞いて→止めて→言う」。これを繰り返すだけで、英語のテンポに慣れていきます。

日本語を介さないまま話す練習になるので、「訳さず反応する」脳のトレーニングにもなります。

この練習を1日10分続けるだけでも、英語を「考えるより先に口が動く」感覚がつかめるようになります。

英語日記で思考を英語化する

英語脳を育てるのに効果的なのが「英語日記」です。

英語日記では、その日にあった出来事を英語で書いていきます。たとえば「I went to the supermarket today. It was crowded.」のような簡単な文で十分です。

日本語で考えてから訳すのではなく、英語で直接書くことを意識しましょう。「どう書けばいいかわからない」というときは、翻訳アプリで調べてもOKです。

重要なのは、“自分の感情を英語で表現する”こと。感情を伴う体験は記憶に残りやすく、脳に「英語を使う快感」を植えつけます。

最初は1日3行でもいいので、続けることを意識しましょう。1ヶ月続けるだけで、英語を考える時間が確実に増えていきます。

英語の独り言で英語脳を定着させる

英語の独り言は、最も手軽で効果的なトレーニングです。

たとえば、朝起きて「I’m tired.」、鏡を見て「My hair looks messy.」など、頭の中で思ったことを英語でつぶやくだけです。

これを続けると、脳が「英語で考える」ことに慣れ、日本語の翻訳プロセスを経由せずに言葉が出るようになります。

ポイントは、文法や発音を気にしないこと。間違っていても構いません。「とにかく英語で思考する時間を増やす」ことが大事です。

英語を“使う脳”を日常で動かし続けることが、英語脳を定着させる最短ルートです。

映画やドラマを字幕なしで聞いてみる

最後におすすめするのが、映画やドラマを「字幕なし」で観る練習です。

もちろん最初はすべて理解できなくてOKです。目的は「英語の音とリズムに慣れる」こと。

何度も聞いているうちに、耳が自然にパターンを覚えていきます。たとえば「How are you doing?」「You know what?」など、よく出てくるフレーズが自動的に聞き取れるようになります。

リスニング力を鍛えるだけでなく、発音・イントネーション・文化的な表現まで学べるのが映画視聴の魅力です。

英語学習に疲れたときでも、「好きな映画を英語で楽しむ」ことで、モチベーションを保ちながら英語脳を刺激できます。

英語が話せるようになる人と話せない人の決定的な違い

英語が話せるようになる人と話せない人の決定的な違いについて解説します。

英語ができる人とできない人の違いは、センスや才能ではなく「習慣と考え方の違い」にあります。

理解より反応を重視している

英語を話せるようになる人は、「完璧に理解してから話す」のではなく、「とにかく反応する」ことを重視しています。

たとえば相手が「How’s it going?」と言ったとき、「どういう意味だっけ?」と考えて黙ってしまう人は話せません。英語が話せる人は、「It’s good!」や「Pretty good!」と即座に返します。

この“反応の速さ”こそが、英語脳のスイッチを入れる鍵です。

理解を優先すると、日本語に変換する時間が発生します。反応を優先すると、脳が英語でダイレクトに動きます。

英語を話すときは、「100%理解しよう」とせずに、「とりあえず返す」を意識してみてください。それだけで脳の反応速度が変わります。

間違いを恐れず話す回数を増やしている

英語が上達する最大のポイントは、「間違いを恐れず話す」ことです。

多くの日本人は、「文法を間違えたら恥ずかしい」「変な発音をしたくない」と感じて、話すこと自体を避けてしまいます。

しかし、英語ペラペラな人たちは、間違えながら学んでいます。むしろ、「間違える=成長のサイン」だと捉えています。

会話の中で間違いを修正していくことで、脳は「英語での反応パターン」を少しずつ最適化していきます。

完璧な文を作るより、たくさんの会話に挑戦するほうが何倍も早く上達します。英語は“使って覚える”言語です。

英語に触れる時間の質を高めている

英語を話せるようになる人は、「どれだけ長く勉強したか」よりも「どれだけ濃く英語に触れたか」を重視しています。

たとえば、1日30分でも英語のニュースを集中して聞く人と、2時間ダラダラとYouTubeを見ている人では、吸収率がまったく違います。

英語脳を鍛えるには、短時間でも集中して“本物の英語”に触れることが大切です。ニュース、海外ドラマ、ポッドキャストなど、ネイティブが使う自然な英語を積極的に選びましょう。

質の高いインプットを続けることで、脳は正しい英語のリズム・語順・イントネーションを自然に学んでいきます。

脳の回路を英語専用に切り替えている

英語が話せるようになる人は、英語を使うときに「英語モード」に脳を切り替えています。

これは、いわば“英語のスイッチ”を持っている状態。たとえば、英語を聞いた瞬間に頭の中が英語の音と語順に反応するように訓練されています。

一方で、英語が話せない人は常に日本語の回路のままです。英語を聞いても、日本語に訳してから理解しようとするため、スピードが落ちてしまうんです。

この脳の切り替えは、意識的に練習すれば誰でもできるようになります。英語を聞くときは「英語で考える」、日本語を一切使わないようにするだけでも、脳が少しずつ順応していきます。

「英語を使う時間=英語脳のトレーニング時間」と考えてください。

学習を楽しむ習慣を持っている

最後の決定的な違いは、「英語を楽しんでいるかどうか」です。

英語を話せる人ほど、勉強というより「趣味」に近い形で学んでいます。海外ドラマを見る、好きなアーティストのインタビューを聞く、外国人とSNSで話すなど、自然に英語を使う時間を楽しんでいます。

一方で、「やらなきゃ」と思いながら義務的に勉強している人は、脳がストレスを感じて学習効率が下がります。

人間の脳は“快感”と結びついた記憶を優先的に残します。英語を使って楽しい経験をすると、その瞬間に「英語=ポジティブな刺激」として脳に刻まれるんです。

だからこそ、英語学習では「楽しむこと」が最強の習慣。好きなコンテンツに夢中になりながら、自然と英語を吸収していくのが理想的です。

英語ペラペラになるまでの最短ルート5ステップ

英語ペラペラになるまでの最短ルートについて解説します。

英語がペラペラになるには、ただ単語を覚えたり、文法を勉強したりするだけでは足りません。脳と体の両方で“英語を使いこなすプロセス”を作る必要があります。

耳で覚える

最初のステップは「耳で覚える」ことです。

英語ペラペラな人は、最初に“聞く力”を徹底的に鍛えています。英語を話す力は、英語を聞き取る力の上に成り立つからです。

たとえば赤ちゃんも、最初は何年も「聞く」だけで言葉を覚えていきますよね。同じように、英語もまずは耳からインプットすることが大切です。

具体的には、毎日10分でいいので英語の音声を聞く習慣を作りましょう。ニュース、ポッドキャスト、海外YouTubeなど、内容はなんでも構いません。

「英語を日本語に訳さず、音をそのまま聞く」ことを意識することで、脳が英語のリズムを覚えていきます。

口で使う

次のステップは「口で使う」ことです。

英語を話せるようになるには、インプットと同じくらいアウトプットが重要です。どれだけ聞いても、使わなければ話せるようにはなりません。

たとえば、毎朝5分の「英語の独り言」から始めてみましょう。「I’m sleepy today.」「I have to go to work.」など、思ったことを英語で声に出すだけでOKです。

声に出すことで、脳が“英語を発する回路”を使うようになります。この「話す筋肉」を鍛えることで、英語が自然に出てくるようになるんです。

また、オンライン英会話を使って実際に会話の場を持つのもおすすめです。頭で考えるよりも、話す回数を増やすことが最大の近道です。

脳で考える

英語ペラペラになる3つ目のステップは「脳で考える」こと。つまり、日本語を介さずに英語を英語のまま理解する力を身につける段階です。

このとき大切なのは、英語の「語順で理解する」練習をすることです。たとえば、「I think it’s going to rain.」を「私は思う→それが→雨が降る」と訳すのではなく、「I think→it’s going to rain」と前から理解していきます。

この語順理解の感覚を磨くと、脳が英語を日本語に変換せずに処理できるようになります。つまり、英語脳の完成です。

英語の文章を読むときも、後ろから訳すのではなく「英語の順番のまま意味をつかむ」ことを意識してみてください。

最初は難しくても、1か月続けると驚くほど理解が速くなります。

感情で話す

英語を本当に話せるようになるには、「感情で話す」ことが欠かせません。

多くの日本人は、英語を「正しく話さなきゃ」と考えすぎて、感情を表現する余裕を失っています。しかし、英語は感情を伝える言語。感情がこもらないと、ネイティブのような自然さは出ません。

たとえば、「I’m so happy!」「That’s awesome!」のように、感情をそのまま声に乗せて表現してみましょう。

感情を乗せて話すと、声のトーンや抑揚が自然になり、英語のリズムも身につきます。さらに、感情とセットで覚えることで記憶の定着率が一気に上がります。

英語は頭でなく“心で話す”ことを意識してみてください。英語がぐっと生き生きとしてきます。

習慣で定着させる

最後のステップは「習慣化」です。

どんなに良い方法でも、続けなければ効果は出ません。英語脳を作るには、毎日少しずつでも英語に触れ続けることが何より大事です。

たとえば、「朝はポッドキャストを聞く」「夜は英語日記を書く」など、1日のルーティンに英語を組み込みましょう。

重要なのは“完璧を目指さないこと”。5分でもいいので継続することが、脳を英語モードに保つ秘訣です。

英語学習は短距離走ではなく、マラソン。少しずつ続けていくことで、気づいたときには「英語が自然に出てくる」状態になっています。

まとめ|英語全然できない日本人が英語を話せるようになる方法

英語全然できない日本人と英語ペラペラな人の頭の中の違い
英語脳と日本語脳の違い
英語を訳さず理解する仕組み
英語ペラペラな人の思考プロセス
日本語で考える癖が抜けない理由
翻訳しないで話す脳の使い方

英語を話せるようになる人は、特別な才能があるわけではありません。

彼らの頭の中では「日本語を翻訳する」というプロセスを通らず、英語を英語のまま理解しています。

つまり、英語を話すには“知識”ではなく“脳の使い方”を変えることが大切です。

英語脳を作るためには、日本語を介さない練習を日常の中で繰り返すこと。シャドーイング、音読、英語日記、独り言などを続けることで、脳は英語モードに切り替わっていきます。

一番大切なのは、完璧を目指さず「毎日少しでも英語を使う」ことです。

英語を勉強するのではなく、英語で考え、英語で感じ、英語で生きる。その習慣が積み重なることで、誰でも英語をスラスラ話せるようになります。

脳はいつからでも変わります。英語脳を手に入れたいなら、今日から“日本語を使わずに英語を感じる時間”を少しだけ作ってみてください。

あなたの中にある可能性は、きっとその瞬間から動き始めます。

参考:英語脳|英語の思考回路とバイリンガル脳が必要な理由と作り方(THE ENGLISH CLUB)