
Indesignが突然編集できなくなって焦っていませんか。
昨日まで普通に使えていたのに、今日は「モーダルダイアログまたは警告がアクティブなために、要求された操作を処理できません」と表示されて、一切操作できない——そんな状況に陥る方が急増しています。
この記事では、Indesignが編集できなくなる原因と、今すぐ試せる復旧方法をわかりやすく解説します。
環境設定のリセットや非表示ダイアログの解除、フォント・プラグインの問題まで、実際に効果のあった手順を紹介します。
もう強制終了を繰り返す必要はありません。
この記事を読めば、あなたのIndesignが再び正常に動作するようになりますよ。
Indesignが編集できなくなった原因と復旧方法

Indesignが突然編集できなくなる原因は、モーダルダイアログが非表示状態で開いており、操作がブロックされていることが多いです。
非表示のモーダルダイアログが原因の場合
最も多い原因は、Indesign内部で警告ダイアログやエラーメッセージが画面外に表示されていることです。
この場合、ユーザーは操作できず、アプリ全体がフリーズしたように見えます。
Windowsの場合は「Alt+Tab」でウィンドウを切り替えるか、「Esc」キーを押してみてください。
Macの場合は「Command+Tab」でアプリを切り替え、「Command+Option+Esc」で強制終了ダイアログを確認することも有効です。
もしダイアログがどこにも見えない場合は、画面解像度を一時的に変更すると、隠れていたダイアログが表示されるケースもあります。
環境設定ファイルの破損が原因の場合
次に多いのが、Indesignの環境設定ファイルの破損です。
この場合、アプリの設定リセットで解決する可能性が高いです。
Windowsの場合:「Ctrl+Alt+Shift」を押しながらIndesignを起動します。
Macの場合:「Command+Option+Shift+Control」を押しながら起動します。
「環境設定を削除しますか?」と聞かれたら「はい」を選択してください。
削除後は初期設定状態になりますが、編集できるようになることが多いです。
フォントやプラグインの不具合が原因の場合
外部フォントや古いプラグインが原因で内部処理が停止することもあります。
特にモリサワフォントやFontBaseを利用している場合、一時的にアンインストールや無効化を行い、再起動後に確認してみてください。
プラグインを多数インストールしている場合は、「Scripts」「Plug-ins」フォルダを一時的にデスクトップに移動し、再度Indesignを起動してみましょう。
正常に開けるようであれば、問題のあるプラグインを特定して削除します。
セーフモードや再インストールで解決する場合
どうしても改善しない場合は、Indesignのセーフモード起動または再インストールが有効です。
CreativeCloudデスクトップアプリからIndesignをアンインストールし、再起動後に最新バージョンを再インストールしてください。
また、Adobeは2024年秋以降のバージョンで「バックグラウンドプロセスが残る」不具合を報告しています。
そのため、タスクマネージャー(Windows)またはアクティビティモニタ(Mac)で「AdobeInDesign」関連のプロセスをすべて終了してから起動すると改善するケースがあります。
どうしても操作できない場合、IDML形式で書き出すことが唯一の救済策になります。
可能であれば自動保存フォルダ(ユーザー/Library/Caches/Adobe InDesign/Version*/InDesign Recovery)を確認して、バックアップデータを開いてください。
まとめ|Indesignが編集できなくなった原因と解決方法
| 主な原因と対処法 |
|---|
| 非表示のモーダルダイアログが開いている |
| 環境設定ファイルが破損している |
| フォントやプラグインの不具合がある |
| セーフモードや再インストールが必要な場合 |
Indesignが突然編集できなくなった場合、多くは非表示のダイアログや環境設定の破損が原因です。
まずは画面外に隠れているウィンドウを探し、見つからない場合は環境設定をリセットしてみてください。
それでも改善しないときは、フォントやプラグインを一時的に無効化し、セーフモードで起動して確認しましょう。
どうしても復旧しない場合は、CreativeCloudからの再インストールで直るケースが多いです。
Adobe公式のトラブルシューティングページも参考になります。 Adobe公式ヘルプ:InDesignで編集や保存ができない場合の対処法