年賀はがきを出すに当たって、「これを機に年賀状じまいをしようと思っています」と書いても失礼にならないのか迷う方は多いですよね。
長年続けてきた年賀状のやりとりをやめることは、少し勇気がいる決断です。
しかし、伝え方や言葉選び次第で、相手に丁寧で温かい印象を残すことができます。
この記事では、年賀状じまいを上品に伝えるためのマナー、角が立たない文例、そして伝えるベストなタイミングを詳しく解説します。
これを読めば、気まずさを感じずに感謝の気持ちを込めた「年賀状じまい」ができるようになりますよ。
年賀はがきを出す際に「これを機に年賀状じまいをしようと思っています」と書くのは失礼なのか

年賀はがきを出す際に「これを機に年賀状じまいをしようと思っています」と書くのは失礼なのかについて解説します。
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
年賀状じまいの言葉が生まれた背景
「年賀状じまい」という言葉が注目されるようになったのは、ここ数年のことです。
高齢化やデジタル化の進展によって、長年の年賀状文化を見直す人が増えています。
特に定年退職や引っ越し、体調の変化などをきっかけに、「もうこのあたりで終わりにしよう」と考える人が増えたのです。
この流れを受けて、「年賀状じまい」はいわば**自然なライフイベントのひとつ**として社会的にも受け入れられつつあります。
つまり、「やめる」というよりも「区切りをつける」ニュアンスが大切なのです。
受け取る側がどう感じるか
では実際に「これを機に年賀状じまいをしようと思っています」と書かれたはがきを受け取った人はどう感じるのでしょうか。
多くの場合、「ああ、そうなんだ」と理解する人がほとんどです。
しかし中には、「もう関わりたくないのかな」と寂しさを感じる人もいます。
とくに長年やりとりをしてきた相手や、年上の方の場合は、やや冷たく受け取られる可能性もあります。
そのため、年賀状じまいの言葉を使うときは、**「一方的に切る」印象を与えない表現にすることが超重要**です。
実際に失礼と感じられるケース
年賀状じまいの文面そのものが失礼というわけではありません。
ただし、表現の仕方や文脈によっては誤解を招くことがあります。
| NG例 | 理由 |
|---|---|
| 「これを最後に年賀状をやめます」 | 一方的で冷たい印象を与える |
| 「今後はご遠慮ください」 | ビジネスライクすぎて人間関係を遮断する印象 |
| 「今後お付き合いは控えさせていただきます」 | 縁切りのように受け取られる |
これらのように、表現が**強すぎると赤字太字で拒絶のメッセージになってしまう**ため注意が必要です。
「感謝」と「穏やかな終わり方」を意識することで、印象は大きく変わります。
伝え方ひとつで印象が変わる理由
同じ「年賀状じまい」でも、伝え方で受け取られ方はまったく変わります。
たとえば、「長年のご縁に感謝いたします」と添えるだけで、温かみのある印象になります。
一方で、「これを機に」とだけ書くと、唐突な感じを受けてしまうことも。
この差を生むのが、言葉に込められた気持ちのトーンなんです。
大切なのは、伝えたいことよりも「どう伝わるか」を意識することです。
年賀状文化の変化と現代のマナー
そもそも、年賀状文化は時代とともに変化しています。
昔は「年始のあいさつ=年賀状」が当たり前でしたが、いまはメールやLINEなど、さまざまな手段があります。
つまり、年賀状じまいは「無礼」ではなく、「新しい関係の形を選ぶこと」でもあります。
ただし、いきなりやめるのではなく、「今までありがとうございました」と一言添える心づかいが超重要です。
形式よりも、気持ちを大切にすることが、現代のマナーとして求められているのです。
角が立たない年賀状じまいの伝え方

角が立たない年賀状じまいの伝え方について解説します。
それでは、丁寧な伝え方のポイントを見ていきましょう。
相手への感謝を必ず添える
年賀状じまいを伝えるときに最も大切なのは「感謝の言葉を忘れないこと」です。
「長年のご厚情に感謝申し上げます」「これまでのご縁に心よりお礼申し上げます」といった一文を添えるだけで、相手の印象がぐっと和らぎます。
「やめます」とだけ書かれていると、どんなに丁寧でも冷たく感じられがちです。
一方で、感謝を先に伝えると、「今までありがとう」という温かい気持ちが自然と伝わります。
感謝の表現は、「お世話になりました」よりも「ありがとうございました」のほうが柔らかい印象になりますよ。
理由はポジティブに伝える
年賀状じまいの理由を書くときは、できるだけ前向きな表現を使いましょう。
例えば「体力的に厳しくなってきたため」「今後はSNSでのごあいさつに切り替えたいと思います」といった理由は、相手にも理解されやすいです。
逆に「年賀状を書くのが負担になってきた」というような表現は、受け取る側が気を使ってしまうことがあります。
ここで意識したいのは、「終わる理由」ではなく「変える理由」を伝えることです。
「年賀状の代わりにまた違う形でごあいさつできれば幸いです」と締めくくると、とても印象が良くなります。
一方的な断り方を避ける
年賀状じまいの文面は、どうしても一方的な内容になりがちです。
しかし、それを避けるコツがあります。
それは、相手の立場に寄り添う一文を入れること。
たとえば「ご理解いただけましたら幸いです」や「今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします」と添えるだけで、ぐっと柔らかくなります。
このように書くことで、「やめる」ことよりも「これからも関係を続けたい」という気持ちが伝わるんです。
終わりではなく「一区切り」として伝える
年賀状じまいを「終わり」ではなく、「一区切り」として伝えることも大切です。
たとえば「これまでの年賀状のご縁に感謝し、ここで一区切りとさせていただきます」という表現なら、やわらかく、前向きな印象になります。
この「一区切り」という言葉には、「終わる」よりも「感謝と整理」という意味が込められています。
また、相手との関係を完全に断つわけではないため、後味が良くなります。
年賀状じまいは、「これまでありがとう」と伝える節目の言葉だと考えると、自然と丁寧な文面になりますよ。
失礼にならない年賀状じまいの文例集

失礼にならない年賀状じまいの文例集について紹介します。
それぞれの関係性に合わせて、相手に伝わる言葉選びを見ていきましょう。
親しい友人に送る場合の文例
親しい友人には、堅苦しくなりすぎず、自然な言葉で伝えるのがポイントです。
「最近はお互い忙しいけど、元気でやってるかな?」など、日常の話題を交えながら書くと、温かみのある文章になります。
ただ「やめます」とだけ書くと少し寂しい印象になるため、最後に「これからも変わらずよろしくね」と添えるのが好印象です。
| 文例 | ポイント |
|---|---|
| これまで年賀状を通じてのごあいさつを続けてまいりましたが、今後は近況報告をSNSなどでできればと思っています。これからもよろしくね。 | やわらかく前向きな伝え方で、関係を続けたい意志を示す。 |
| 長い間、年賀状のやりとりをありがとう。今年からは別の形でつながれたらうれしいです。 | 感謝と新しい形のつながりを強調。 |
友人には気取らず、自分の言葉で伝えるのが一番です。
職場や取引先に送る場合の文例
ビジネス関係では、フォーマルさを保ちながら、理由を明確に伝えることが大切です。
感謝をしっかり伝えると、マナーを守りつつも誠意が感じられます。
以下の例文は、実際に多くの方が使っている表現を参考にしています。
| 文例 | ポイント |
|---|---|
| 長年にわたり、年賀状にてごあいさつをさせていただきましたが、今後は業務の都合上、年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。これまでのご厚情に深く感謝申し上げます。 | ビジネスとして適切な丁寧表現。理由を明確にして角が立たない。 |
| これまで年賀状でのごあいさつを続けてまいりましたが、今後は別の方法でご挨拶をさせていただきます。引き続きよろしくお願いいたします。 | 柔らかい言い回しで、今後の関係を継続する姿勢を示す。 |
ビジネスでは「控えさせていただく」「ご厚情に感謝申し上げます」といった丁寧な語感が安心感を与えます。
年上の方に送る場合の文例
年上の方や恩師、親戚などへの年賀状じまいは、言葉選びに特に注意が必要です。
敬意と感謝を込めて、柔らかい表現を心がけましょう。
| 文例 | ポイント |
|---|---|
| 長年にわたり年賀状のやり取りをいただき、心より感謝申し上げます。誠に勝手ながら、今後は年賀状でのご挨拶を控えさせていただくことにいたしました。これまでのお心遣いに深く御礼申し上げます。 | 礼儀正しく、年上の方にふさわしい文面。 |
| これまでいただいた温かいお言葉やお気持ちに感謝しております。勝手ながら、年賀状でのごあいさつは本年をもちまして一区切りとさせていただきます。 | 「一区切り」という言葉で、やわらかく締めくくる。 |
「控えさせていただく」「お心遣いに感謝申し上げます」といった言葉は、年上の方に対してとても好印象です。
丁寧で柔らかい表現の文例
誰に対しても失礼にならず、どんな関係性にも使いやすい文例がこちらです。
特に、「やめる」ではなく「控える」「一区切りにする」といった柔らかい表現が鍵になります。
| 文例 | ポイント |
|---|---|
| これまで年賀状を通じてご挨拶をさせていただきましたが、本年をもちまして年賀状でのごあいさつを控えさせていただきます。長年にわたるご厚情に心より感謝申し上げます。 | どんな相手にも使える万能表現。形式も整っており好印象。 |
| 長らく年賀状でのごあいさつを続けてまいりましたが、今後はご無礼をお許しくださいませ。これまでのご縁に深く感謝申し上げます。 | 控えめな言葉づかいで、丁寧に感謝を伝える。 |
このように、言葉の選び方一つで印象が変わります。大切なのは、「年賀状をやめること」よりも「感謝を伝えること」に重きを置くことです。
年賀状じまいを知らせるベストタイミング

年賀状じまいを知らせるベストタイミングについて解説します。
では、印象を悪くせずに「やめる」ことを伝えるタイミングの工夫を見ていきましょう。
直前ではなく余裕をもって伝える
年賀状じまいの連絡は、できれば**年末ぎりぎりではなく、余裕をもって**伝えるのが理想です。
なぜなら、相手もあなたに年賀状を出そうとしている可能性があるからです。
たとえば、12月上旬〜中旬ごろに投函するようにすれば、相手が年賀状の準備を始める前に知らせることができます。
また、前年の年賀状に一言添える形で伝えるのもスマートです。
「本年をもちまして年賀状でのごあいさつは失礼させていただきます」と一文を入れておけば、自然に意図を伝えられます。
| タイミング | メリット |
|---|---|
| 12月初旬〜中旬 | 相手が年賀状準備を始める前に伝えられる |
| 前年の年賀状で告知 | 自然な流れで伝えられる。相手も気づきやすい |
| 年賀状送付後(1月上旬) | 年賀状の最後に添えることで角が立たない |
どのタイミングであっても、焦らず余裕を持って伝えることが、印象を良くするコツです。
年賀状の文面でさりげなく伝える方法
年賀状じまいを知らせるには、**文面の中にさりげなく織り込む**のが最も自然です。
いきなり「これを機にやめます」と書くよりも、「一区切り」「控えさせていただきます」といった柔らかい言葉を選びましょう。
例えば、「これまで年賀状でご挨拶をさせていただきましたが、本年をもちまして一区切りとさせていただきます」などです。
このように「終わり」ではなく「感謝」と「整理」を感じさせる表現にすることが大切です。
文末に「今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします」と添えれば、良好な関係を保てます。
また、相手によっては「健康上の理由」「仕事の都合」など、やむを得ない事情を一言添えることで理解を得やすくなります。
年賀状以外で知らせる選択肢
最近では、年賀状以外の方法で「年賀状じまい」を伝える人も増えています。
特にメールやLINE、SNSのメッセージ機能を使うのが主流になりつつあります。
「今年から年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。これまで本当にありがとうございました。」と送るだけで十分です。
むしろ、SNSなどで直接伝える方が、親しみを感じてもらえる場合もあります。
ただし、ビジネス関係や年上の方には、SNSよりも手書きのはがきや封書で伝える方が丁寧です。
| 伝え方 | おすすめの相手 | 注意点 |
|---|---|---|
| メール・LINE | 親しい友人・家族 | 丁寧な言葉づかいで。軽すぎない文面にする |
| 手書きはがき | 年上の方・恩師・取引先 | フォーマルさを重視し、感謝を忘れない |
| SNSの投稿 | 同年代や友人関係 | 全体公開よりも限定投稿が望ましい |
伝え方は自由ですが、相手との関係性や立場に応じて最適な方法を選びましょう。
年賀状をやめた後の関係の続け方
年賀状をやめても、関係そのものが終わるわけではありません。
むしろ、**これをきっかけに新しい形のつながり方を考える**チャンスです。
たとえば、誕生日や季節の節目にメッセージを送る、SNSでコメントするなど、ちょっとした交流を続けることで距離は保てます。
また、久しぶりに会ったときに「年賀状じまいしたけど、元気そうで何より!」と声をかければ、それだけで心は通じます。
「年賀状をやめる=関係をやめる」ではなく、「形を変えて続ける」と考えるのが現代的でスマートです。
年賀状じまいを伝えた後の人間関係の保ち方

年賀状じまいを伝えた後の人間関係の保ち方について解説します。
それでは、年賀状をやめた後でも温かい関係を続けるためのポイントを見ていきましょう。
会えない相手とは別の形でつながる
年賀状じまいをしても、相手との縁を完全に絶つ必要はありません。
むしろ、**会えない相手だからこそ、別の形で気持ちを伝える工夫**が大切です。
たとえば、久しぶりにメールを送ってみたり、SNSでコメントをしたり、小さな交流を続けるだけで心の距離は近くなります。
「年賀状でしかつながっていなかった人」として終わらせず、何かしらの形で思い出せる関係にしておくと、お互いに温かい気持ちが残ります。
実際、年賀状じまいをきっかけに、より自由な関係に変わったという人も多いです。
SNSやメールでの挨拶に切り替える
最近では、年賀状の代わりにSNSやメールで新年のあいさつをする人が増えています。
特にSNSなら、近況報告を簡単に共有できるので、無理なくつながりを続けられます。
「あけましておめでとう」の一言だけでも、受け取った側はうれしいものです。
メールの場合は、簡潔で丁寧にまとめるのがコツです。
たとえば、「本年もよろしくお願いいたします。お元気でお過ごしでしょうか」と送るだけでも、心が通じます。
| 方法 | 特徴 | おすすめの使い方 |
|---|---|---|
| メール | 形式が整っていて目上の方にも使える | 年始のあいさつ・お礼の返信に |
| LINE | カジュアルで親しみやすい | 友人・家族・近しい人への軽い挨拶に |
| SNS(Instagram・Facebookなど) | 近況共有型の関係づくりができる | 写真付きで近況を伝えるのに最適 |
大切なのは、どの手段を選ぶかよりも、「関心を持っている」という気持ちを伝えることです。
お祝い事などでのフォローの重要性
年賀状をやめたあとも、結婚・出産・転居などのお知らせやお祝い事では、ひとことメッセージを送ると好印象です。
たとえば、「お誕生日おめでとう」「ご出産おめでとうございます」など、短くても気持ちのこもった言葉を添えるだけで十分です。
お祝い事のときに連絡をもらうと、相手も「覚えていてくれたんだ」と嬉しく感じます。
特別な日や季節のあいさつをきっかけに、小さなつながりを保ち続けることがポイントです。
また、年に一度でも「元気にしてる?」と声をかけるだけで、お互いの関係は変わらず続いていきます。
無理せず自然体で続ける関係を意識する
人間関係は、長く続けようと頑張りすぎると疲れてしまいます。
年賀状じまいをしたあとも、無理に「以前のように連絡を取り続けなきゃ」と思う必要はありません。
大事なのは、お互いに気を張らずに付き合える距離感を保つことです。
相手の近況が耳に入ったときや、思い出したときに「元気かな」と連絡する。それくらいの自然さが心地よい関係を生みます。
年賀状という形式にとらわれず、「気づいたときに声をかけられる関係」を続けることが、これからの時代に合った人付き合いです。
まとめ|年賀状じまいを上品に伝えて気持ちよく新しい年を迎える
| この記事のポイントまとめ |
|---|
| 年賀状じまいの言葉が生まれた背景 |
| 相手への感謝を必ず添える |
| 親しい友人に送る場合の文例 |
| 直前ではなく余裕をもって伝える |
| 会えない相手とは別の形でつながる |
年賀はがきを出すに当たって「これを機に年賀状じまいをしようと思っています」と書くことは、決して失礼ではありません。
ただし、その書き方や伝え方によって、受け取る側の印象は大きく変わります。
強い言葉で「やめます」と断定するよりも、「一区切り」「控えさせていただきます」といった柔らかな表現を選ぶのが上品です。
さらに「これまでのご縁に感謝いたします」「今後とも変わらぬお付き合いをお願いいたします」といった一文を添えるだけで、相手の心に温かさが残ります。
年賀状じまいは「関係を終わらせる行為」ではなく、「これまでの感謝を伝える節目」です。
だからこそ、言葉に想いを込めて、丁寧に伝えることが大切です。
形式にとらわれず、思いやりを込めて言葉を選ぶことで、相手との関係はこれからも自然に続いていきます。
お互いが心地よく新しい年を迎えられるように、あなたらしい形で年賀状じまいを伝えてくださいね。