ビタミンCの含有量と効果
柑橘類はビタミンCが豊富な果物の代表格です。特にレモンは、100gあたり約100mgのビタミンCを含み、1個(約30g)のレモンでも30mg程度摂取できます。オレンジやグレープフルーツも同様にビタミンCが多く、1個で1日分の必要量(成人で約100mg)を満たせることもあります。
ビタミンCは抗酸化作用が強く、免疫力を高めたり、肌のコラーゲン生成を助けたりする効果があります。また、ストレスが多いとビタミンCの消費が激しくなるため、積極的に摂取することが大切です。
柑橘類の皮にも栄養がある?
実は、柑橘類の皮には果肉以上にビタミンCが含まれています。例えば、レモンの皮には果肉の約5倍のビタミンCが含まれています。また、ポリフェノールや食物繊維も豊富で、健康維持に役立ちます。
ただし、輸入柑橘類の皮には防腐剤やワックスが使用されていることがあるため、使用する際は国産の無農薬レモンを選び、しっかり洗うことが重要です。皮を活用する方法としては、すりおろして料理やお菓子に加えたり、紅茶に入れて香りを楽しんだりするのがおすすめです。
フレッシュジュース vs. 加工ジュース、どちらがいい?
柑橘類のジュースは手軽にビタミンCを摂取できる方法ですが、市販のジュースは加工の過程でビタミンCが失われることがあります。特に、濃縮還元タイプのジュースは加熱処理されているため、フレッシュジュースに比べてビタミンCの含有量が減少しています。
また、市販のジュースには砂糖が多く含まれていることもあるため、できるだけ生の果物を食べるか、自家製のフレッシュジュースを飲むのが理想的です。
ビタミンCを効率よく摂る食べ方
柑橘類のビタミンCを効果的に摂取するためには、以下の点に注意しましょう。
- 朝食や間食としてそのまま食べる
- サラダやヨーグルトに加える
- 皮を活用した料理に取り入れる
- 食後のデザートとして食べる(食物の吸収を助ける)
また、ビタミンCは水溶性のため、長時間水につけたり、加熱しすぎたりすると失われやすいです。できるだけ新鮮な状態で食べるのがおすすめです。
柑橘類を活用した簡単レシピ
レモンのはちみつ漬け
材料
作り方
- レモンを薄くスライスする。
- 瓶や容器にレモンを並べ、はちみつをかける。
- 冷蔵庫で一晩寝かせて完成!
ヨーグルトや紅茶に入れたり、そのまま食べたりしても美味しいです。
2. キウイ(グリーン・ゴールド)
グリーンとゴールド、どちらがビタミンC豊富?
キウイはビタミンCが豊富な果物のひとつですが、種類によって含有量が異なります。
- グリーンキウイ(100gあたり約70mg)
- ゴールドキウイ(100gあたり約140mg)
ゴールドキウイのほうがビタミンC含有量が多く、1個食べるだけで1日分のビタミンCを補うことができます。
キウイを朝食に食べるメリット
キウイには食物繊維や酵素も豊富に含まれており、腸内環境を整える効果があります。特に朝食で食べると、消化を助けたり、ビタミンCの吸収率を高めたりする効果が期待できます。
また、キウイは酸味があるため、ヨーグルトと一緒に食べると食べやすくなり、相乗効果で腸内環境の改善が期待できます。
ヨーグルトと一緒に食べると栄養UP!
キウイにはたんぱく質分解酵素「アクチニジン」が含まれており、ヨーグルトのたんぱく質を分解し、消化吸収を助ける効果があります。そのため、ヨーグルトにカットしたキウイを加えると、腸内環境を整えながら効率よく栄養を摂取できます。
キウイスムージーレシピ
キウイとバナナのスムージー
材料(1人分)
- キウイ 1個
- バナナ 1/2本
- ヨーグルト 100g
- はちみつ 小さじ1
- 牛乳または豆乳 100ml
作り方
- キウイとバナナを適当な大きさにカットする。
- ミキサーにすべての材料を入れ、なめらかになるまで攪拌する。
- コップに注いで完成!
甘さ控えめで、ビタミンCと食物繊維をたっぷり摂取できるスムージーです。
皮ごと食べても大丈夫?
キウイの皮には果肉以上に食物繊維が豊富で、ビタミンCの含有量も高いです。よく洗えば皮ごと食べることも可能ですが、ザラザラした食感が苦手な場合は、スムージーにするのがおすすめです。